はじめに
Erlang/OTP で開発したアプリケーションは、通常 BEAM (Erlang VM)と呼ばれる仮想マシン上で動作させます。BEAMに関する資料は、今のところ世の中にあまり多くないようです。BEAMの情報が得やすくなるよう、ここにまとめておきます。
BEAM(Erlang VM) 参考資料
Hitchhiker’s Tour of the BEAM
Erlang Solutions Ltd. の Robert Virding 氏による BEAM の概要解説。Scheduler, Memory 管理, GC, Async Threads について小気味よくまとまっています。
The evolution of the Erlang VM
同氏による Erlang VM の歴史解説。Erlang VM ごく初期のProlog Interpreter や JAM(Joe's Abstract Machine) からBEAMに至るまでの経緯が書かれています。
Erlang Engine Tuning, Know Your Engine – Part II: the BEAM
ERTS本執筆中のErik (Happi) Stenman氏による BEAM解説。Erlang からコンパイルされたBEAM コードがどう解釈されて動作するのか説明されています。
Inside the Erlang VM
Ericsson の Ludin 氏によるErlang VM のについての解説。 主に Scheduler の実装と SMP 対応について書かれています。
How Erlang does scheduling
Erlang VM の Scheduling 方法についての平易な解説。プロセス優先度設定や、プロセスコンテキストスイッチの契機、他の言語(実行環境)との差異について書かれています。
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